3/18/2016

【RV編】015 眠れない


木曜日 AM4:56

(アタシが眠っている間、




彼が朝食を用意してくれている。夢みたい。こういうの憧れてたの。)





(実際は彼の生活リズムがずれて、偶然アタシの睡眠時間と被っているだけなんだけどね。
いつか本当に誰かにご飯作ってもらいたいわ。)




(ってあれ?今日はワッフルの数多くない?もしかして―)




なんと。昨日は一人分だったのに今日は複数人分用意された。
これは意識してくれている証拠ではないだろうか。




(笑ってる。もしかしてアタシのこと想ってくれてるのかしら?どうしよう。本当にこんな日がくるなんて・・・)




テーブルカウンター上に残りの分が置いてある。

(本当に夢みたい!後で頂くわ!!!!)




(あっ、なんだかすごく眠そうね。昨日から寝てないもの。無理ないわ。)




(そうそう。もう時間とか気にしないで寝なさいよ。)




(もう起きるの!?時計の針10分しか進んでないわよ!!!)




8:24

(カフェインがいいの?もしかして今日は仕事かしら?
仕事なら仕方がないかもしれないけど・・・。それはそれで辛そうね。)




12:16

徹夜状態のウィルソン氏が寝そうで寝ない。朝から4時間飲み続けていた。
彼は何かに挑戦していたのだろうか。そして今日も仕事は休みなのだろうか。




12:27

明け方に寝たランちゃん起床。彼に気付かれる前に敷地外へ出した。




12:37

彼が倒れた。




彼が倒れた。(確認)




13:08

起き上がり、また飲み始める。
アクティブ世帯ならキャンセルして寝る指示をするところだ。非アクティブ世帯は大変だな。




よく見るとドリップパックまで再現されてる。可愛い。




自宅に戻ると酷い有り様だった。




「くっさ。シンクがないと片付けられないってどういうことよ!!」

プレイヤー側でゴミ箱へ処分し、その場をしのいだ。

多少は家具を買う余裕があるのだが、不動産を購入したい気持ちが中途半端に働いて、
何をしたいのか把握できてない状況である。
何のために節約しているのか。これは節約と言えるのか。
目標金額も収入源も決めずにただ男を追いかけているだけ。
「恋は盲目」とはよく言ったものだ。←




17:11

昼間から動いてなかった。
彼を動かすプレイヤーは存在しないのだ。自分で動くしかない。頑張れ。




ああ・・・。




18:08

日が暮れた。




18:43

ようやく彼が眠りについた。
何をやっていたのか、いや、カフェインを摂取しているだけだったが、
「二日間、寝ずにお疲れさまでした。」と拍手を送りたくなった。




23:00

ランちゃんは、遅い夕食。
今日は何をしていたのか記憶に残らないほど何もなかった。




23:30

ウィルソン氏、起床。もう回復したらしい。また変な時間に起きたものだ。




本を読み始める。これは一晩中起きてそうだ。
今夜はランちゃんのテントを張るのは危ないかもしれない。




ウィルソン氏が寝ずに自宅で過ごしていたせいで、彼が作ってくれた朝食を頂くことはできなかった。
仕事に行ってくれれば取りに行けたのに、今日も休みだったようだ。

(すごく残念。やっぱり、夢は夢だったのね。)




25:22

この日は消防署に泊ることにした。



つづく